MUTEK.JP 2020第1弾ラインナップ発表
今年で5周年を迎えるMUTEK.JPは、2020年12月10日(木)から12日(土)の3日間にわたり、渋谷ストリームホールにてエレクトロニックミュージックとオーディオビジュアルアートのフェスティバルを開催します。
世界規模でこれまでの日常を一変させてしまったコロナ禍において、今年もフェスティバルの開催を決心するまで様々な懸念や想いがありましたかが、コロナ禍の今こそMUTEKは新鋭気鋭なアーティストコミュニティのサポート、日本の文化芸術振興のため、新しい発想と表現を追求する音楽 / デジタルアート / メディア芸術の革新的なコンテンツプログラムをお届けしたいと考えました。
傀儡神楽 ALTER the android KAGURA JP / Corey Fuller + Break Ensemble x Synichi Yamamoto US+JP / Daito Manabe JP / Eiichi Sawado & Akiko Nakayama JP / Kafuka & Kezzardrix JP / Kyoka & Shohei Fujimoto JP / Neutral (Fumitake Tamura & AOKI Takamasa) JP
MUTEK.JP 2020の渋谷ストリームホールでのイベントは、各日150名の限定人数で実施。来場者、アーティスト、MUTEKチームの安全面を考慮し、新型コロナウイルス感染拡大防止対策を会場ガイドラインに基づいて行います。
MUTEK.JPが最初のアーティストを紹介
初日の12月10日(木)は、革新的かつ先進的なオーディオビジュアル・パフォーマンスに焦点を当てたプログラムA/Visionsを展開。
ヒューマノイドのオルタ3と能楽師によるプロジェクト「傀儡神楽 ALTER the android KAGURA」が一夜限りのパフォーマンスを披露。さらに、NYの老舗アンビエントレーベル12kからリリースを重ねる音楽家Corey Fullerと、彼率いるBreak Ensemble(波多野敦子 [Viola]、須原杏 [Violin]、一ノ瀬響 [Piano]、千葉広樹 [Contrabass])によるエレクトロニクスと生楽器が織りなすライブパフォーマンス、そこにメディアアーティストのSynichi Yamamotoがコラボレートすることで共感覚体験をお届けします。
12月11日(金)、12日(土)は、MUTEKのコアプログラムでありエレクトロニックミュージックとデジタルアート、テクノロジーが交差した実験的パフォーマンスを紹介するNocturneプログラムを展開。
関西拠点のプロデューサーKafukaとビジュアルアーティストKezzardrixのコラボレーションライブをはじめ、真鍋大度によるテクノロジー、音楽、デジタルアートの域を超越した新作ライブパフォーマンス、さらにRaster所属のKyokaとプロジェクションやレーザーインスタレーションを組み合わせた空間表現で知られるShohei Fujimotoのコラボレーションによる、迫力のオーディオビジュアルパフォーマンスを公開予定。
有機的なビジュアルアートで知られるAkiko Nakayamaが今年もMUTEK.JPに帰還し、ピアニストのEiichi Sawadoと初共演します。そして、今年2枚のEPを発表したプロデューサーAOKI takamasaとFumitake TamuraによるビートプロジェクトNeutralが出演し、テクノとヒップホップの中間“Neutral”なサウンドを探求したパフォーマンスを披露します。
このイベントの模様は、MUTEKのヴァーチャルプラットフォームより世界へ向けてリアルタイム配信します。
MUTEK.JP+MX 共催ハイブリッド・フェスティバル
オンラインでは、開催17回目を迎えるMUTEK.MX(メキシコ)とMUTEK.JP(日本)の共同開催が決定。2020年12月9日から13日にかけて、東京とメキシコシティの両都市で繰り広げられるアーティストのパフォーマンスを、MUTEKのヴァーチャルプラットフォームから配信します。
9月に開催されたハイブリッド版MUTEK Montréal Edition 21の中で実施し、大きな成功を収めたMUTEK Connectプログラムの結果から、今回2つのフェスティバルの開催期間を調整するというアイデアが生まれました。MUTEK Connectプログラムでは、MUTEKネットワークと第三のパートナーがヴァーチャルで協力し合い、フェスティバルの活動を拡大し、世界中の地域コミュニティを結びつけるという初めての試みを行いました。この取り組みを念頭に、通常は数週間の間隔で開催されるメキシコと日本の2つのフェスティバルを今回つなげ、パンデミックによる世界的な文化活動への影響を最小限に抑えるために次の論理的なステップを取ることにしました。
17回目の開催を迎えるMUTEK.MXは、メキシコシティとその周辺でエキシビションとハイブリッドパフォーマンスを展開し、5周年を迎えるMUTEK.JPは、渋谷ストリームホールで3日間のパフォーマンスイベントを開催します。12月9日から13日にかけて、MUTEKのヴァーチャルプラットフォームでこのジョイント・エディションを配信し、2つのフェスティバルとMUTEKネットワークや関連パートナーのプログラムをお届けします。