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アーティスト

machina & Ali M. DemirelKR+TR

machina & Ali M. Demirel<sup>KR+TR</sup>
machina & Ali M. Demirel

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machìnaこと本名キム・ヨヒは、東京を拠点とする韓国人アーティストであり、東京で彼女は独自の音楽的アイデンティティを明確に表現した。彼女の音楽は自己意識に深く根ざしており、満員のダンスフロアで共有される熱狂の奥深くで真に輝いている。彼女の作曲スタイルは思慮深く又遊び心のあるもので、ジャズ音楽への愛から自由に描き出されており、それはライブで演奏する際の自信に満ちたモジュラー即興演奏にはっきりと表れている。彼女のボーカルは完璧で印象的で、かつてK-popスターとして受けた厳格で厳しく管理されたトレーニングの証である。テクノロジー、アナログシステム、自ら鍛えたボーカルの融合を通して、彼女は独自の電子音楽スタイルを築き上げた。

2021年、machìnaはベルリンの象徴的なレーベルTresorからリリースされたコンピレーションにトラックを提供。同年の夏には、UKのエレクトロニックデュオ、Bicepとコラボレーションしてトラック"Hawk"を制作し、Ninja Tunesからリリース。その後2021年10月に自身3枚目のアルバム『Compass Point』をセルフリリースした。2022年3月には、「Trusted EP」でロンドンのUTTUからデビューした。

ライブパフォーマンスでは、彼女の進化し続けるモジュラーシンセサイザー、ドラムサンプラー、そしてアナログ機器を使用。ステージ上で彼女ははかなく見えるかもしれない。無秩序に広がる相互に接続されたマシン装置をコントロールするこの小さな人の姿は、さらにその所感を強めるだろう。しかし、繊細さと力強さを併せ持つ彼女の魅惑的はボーカルは、この第一印象を裏切ることだろう。

Ali M. Demirelは、1972年にトルコで生まれ、ベルリンを拠点に活動するアーティストである。原子力工学と建築を学んだ後、芸術の道に進んだ。映像・音響作品の制作を始めたのは、中東工科大学オーディオビジュアルシステム研究センターで研究員を務めていた90年代初頭である。2000年代に入るとリアルタイムCG映像作品に焦点を絞り、インタラクティブなライブ・オーディオビジュアル・パフォーマンスの制作を開始した。Demireは、電子音楽プロデューサーのRichie Hawtin(別名Plastikman)との長期にわたるコラボレーションで知られ、特に、サウンドが同期された抽象的でミニマルなイメージを模索している。後期にはビデオ・インスタレーション作品に戻り、「ポスト黙示録的ユートピア」をテーマにしたビデオ3部作を制作した。それらのビデオ作品をもとに、2018年にイスタンブールの美術館Arterで個展「ISLE」が開かれた。最近では、注目すべき神話が生まれた特定の地理の探索を通して、エコロジーと自然、そして神話を結びつける一連の作品に取り組んでいる。

Demirelの作品は、グッゲンハイム美術館(ニューヨーク)、Arter(イスタンブール)、TodaysArt(オランダ)、CTM(ベルリン)、ICA(ロンドン)などの施設やスペースで展示されてきた。Sonar Festival(バルセロナ)、Mutek Festival(モントリオール)、Coachella(米国)、Fuji Rock Festival(日本)、Brixton Academy(ロンドン)、L’Olympia(パリ)などでもライブパフォーマンスを行ったことがある。