NANO MUTEK.JP 2021
MUTEK.JPは、文化庁「文化芸術収益力強化事業」の一環として、ライブパフォーマンスの新しい鑑賞環境を試験的に提供するイベント、NANO MUTEK.JP 2021を、2月6日(土)〜9日(火)に渋谷ストリームホールとヒカリエホール ホールAの2会場にて開催します。
4組のアーティストによる実演イベントの開催に加え、その収録映像を別会場へライブ配信し、4K高精細スクリーンで鑑賞する空間を提供します。
文化庁、東急株式会社の主催によるこの試みは、新型コロナウイルスの感染拡大により一つの場に多数の観客を動員することが難しくなったコンテンツを多拠点に向けて配信することで、新たな表現の場の可能性を探るというもの。高精細映像の配信による新しい鑑賞環境を構築し、施設運営事業・文化芸術活動を持続させることを目的とした新たな取り組みです。
MUTEK.JPは、このような時代であるからこそ、文化・芸術の支援、アーティストに創作・実験・パフォーマンス・発表の場を提供することがより重要であるとし、この取り組みに賛同しました。
富士通株式会社が、総務省/一般社団法人映像配信高度化機構の策定した4K/8K高精細映像や立体音響の配信仕様に基づき構築した映像配信プラットフォームを用いて、パフォーマンスの4K配信を行います。
プログラム
2月6日(土)は、22年振りの新作アルバム『Swiva』を昨年リリースした、井上誠と山下康からなる日本の環境音楽 / アンビエントミュージックのパイオニア、INOYAMALANDがシンセサイザー主体のライブセットで出演。
7日(日)は、RhizomatiksのDaito ManabeとSatoshi Horiiによるオーディオビジュアル・パフォーマンス"phenomena"を公開。「様々な小さな現象の中に生まれるリズムやモーションを増幅、編集することによって作り出す」というコンセプトのこのプロジェクトは、2018年のMUTEK.JPで披露された後、2020年にMUTEKサンフランシスコでも"phenomena - Quarantine Version"として公開され高い評価を得たものです。さらにこの日は、MUTEKの長年のコラボレーターである音楽家、大野哲二によるオーディオビジュアル・プロジェクトIntercity-Expressが出演し、オーディオ信号によって生成されるA/V作品『Triggering』シリーズの新作を公開します。
8日(月)は、音楽家 / シンガーソングライターの銅真実が出演し、歌をメインにしたライブパフォーマンスを披露。
9日(火)は、自作パイプオルガン、水、火鉢などを用いたパフォーマンスで知られるサウンドアーティストの藤|||||||||||田が出演。昨年『iki』、『KŌMORI』という2枚のアルバムを立て続けにリリースした彼が、「コロナ禍を一年通ってきたからこそ見えてきたやり方」で今回のライブ作品の発表に挑みます。
参加方法とチケット発売
出演者
2月6日: INOYAMALAND & Manami Sakamoto JP
2月7日: Daito Manabe + Satoshi Horii JP — phenomena" / Intercity-Express JP — Triggering
2月8日: 角銅真実 JP
2月9日: 藤|||||||||||田 JP
公演(実演)
日 程:2021年2月6日(土)〜9日(火)開場18時/開演18時半/終演19時半
会 場:渋谷ストリーム ホール
料 金:2,000円(各日 限定50席)
ライブ配信上映
日 程:2021年2月6日(土)〜9日(火)開場17時45分/開演18時半/終演19時半
会 場:ヒカリエホール ホールA
料 金:1,000円
アーカイブ上映
日 程:2021年2月23日(土)〜26日(火)開場18時/開演18時半/終演19時半
会 場:渋谷ストリーム ホール
料 金:1,000円
リモートライブ配信
日 程:2021年2月8日(月)開演18時半/終演19時半
会 場:パソコン、スマホ、タブレットなどの各端末
料 金:500円