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Tokyo, 12月 07, 2020
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MUTEK.JP+MX ヴァーチャルフェスティバルへの参加方法

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12月9日(水)〜13日(日)の5日間にわたり、リアルイベントとヴァーチャルを組み合わせたハイブリッドフェスティバルMUTEK.JP+MXを開催します。国境を越えた連帯を目指し、日本とメキシコのアートコミュニティの架け橋となる新たなヴァーチャルな遊び場を模索しました。

ヴァーチャルフェスティバルのプラットフォームでは、35以上のパフォーマンスが繰り広げられる3つのヴァーチャルステージ、20以上の最先端のデジタルアート作品を展示するインタラクティブギャラリー、そしてレクチャー、トーク、マスタークラスが行われるDigi Lab、MUTEKのアーカイブ音源を公開したリスニングルームを用意しています。またメキシコと日本からだけでなく、世界各地のMUTEK支部からのプログラム、そしてノルウェーのInsomnia FestivalやEkko Festival、イタリアのClubToClub Festival、韓国のB39/PRECTXE Festivalといった国際的パートナーとのコラボレーションプログラムを“Connectシリーズ“を通してお送りします。

virtual.mutek.org

参加方法

  1. virtual.mutek.org にアクセス
  2. ログインもしくはアカウントを作成してください
  3. 画面右上にある「BUY TICKETS」から$10 USD(約1050円)をお支払いください(追加の寄付も受け付けています)
  4. 12月9日(水)日本時間18:00〜12月13日(日)日本時間深夜まで開催されるヴァーチャルフェスティバルへ参加できます。また、2020年12月16日〜2021年1月1日までの間、MUTEK.JP+MXリプレイのアーカイブにいつでもアクセスできます。

ヴァーチャルフェッスティバルに関するFAQはこちら:

Virtual FAQ

プログラム表

Flowers
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日別のプログラム紹介(日本時間)

Wednesday, December 9

Digi Lab 1 (17:00 GMT+9)

東京のスタジオから生配信するカンファレンスプログラム。慶應義塾大学SFCでCompMusic Labを率いるPatrick Savageが『音楽の進化を聴く』と題するキーノートレクチャーコンサートを実施。続いてベルリン拠点の音楽ジャーナリスト浅沼優子が、ライター / プロモーター / DJのRomy Mats、DJでありアクティビストのMari Sakurai、プロデューサーのMars89を招き『2020年以降の音楽カルチャーにおける多様性の再定義 - ヨーロッパで起こっている変化を事例に』と題したパネルを行う。そして株式会社ライゾマティクスを2021年1月末より株式会社アブストラクトエンジンへと新会社設立を発表した代表取締役の齋藤精一による基調講演。モデレーターに塚田有那を迎え”アートと社会の関係”について考察する。最後に、東京大学池上高志教授が主宰するカンファレンスALIFEとのコラボレーションセッションとして、池上教授がメディアアーティストのChris Salter、UCLAデザインメディアアート学科教授Victoria Vesna、フランスのヴィジュアルアーティストJustine Emard、ノルウェー人アーティスト / 音楽家のLars TCF Holdhusを迎え、『ALIFE = ART + SCI』と題するパネルを行う。

Connect MUTEK Montréal 1 (20:00 GMT+9)

MUTEKモントリオールからは計3組のパフォーマンスをお届け。最初のプログラム1では、サウンドと映像、パフォーマンスが交差するビジュアル投影を生み出すNelly-Eve Rajotte、バイオニックハープ、モジュラーシンセ、キーボード、ボーカル、リズム、ベースからなる実験的アヴァンハウスの共同体、Porto Porto!が登場。

MUTEK.MX 1 (21:00 GMT+9)

MUTEKメキシコからのプログラム1には、幽玄なエレクトロアコースティックサウンドを奏でるMabe Fratti & Milena Pafundi、アンビエントからトリップホップを巡るAMNL PRNT & Valeria Vicente、デジタルポエトリーとライブシネマコーディングを生み出すCNDSD & Iván Abreuが登場。

Connect MUTEK.AR+AE (22:30 GMT+9)

MUTEKブエノスアイレス(アルゼンチン)とMUTEKドバイ(アラブ首長国連邦)の合同プログラムとして2組のパフォーマンスを紹介。ハウスプロデューサーhm505ことHakim MurphyとポーランドのVJ mentalny jeżのコラボレーション、そしてマルチメディアデザイナーJoaquina SalgadoとサウンドアーティストNina CortiからなるアルゼンチンのデュオQoa & Joaquina S.が"Future Mythologies"と題する没入型作品を公開。後者はAmplify Digital Arts Initiativeの一環として発表される。

Thursday, December 10

A/Visions (19:00 GMT+9)

東京で開催されるリアルイベントの生配信。ヒューマノイドのオルタと能楽師による「傀儡神楽 ALTER the android KAGURA」、そしてCorey Fullerと彼率いるBreak Ensemble、Synichi Yamamotoのコラボレーションという2組のオープニング公演。

Digi Lab 2 (19:00 GMT+9)

振付家であり分野横断的なアーティストの梅田宏明が、実験的ダンス、ビジュアルアート、エレクトロニックミュージックの分野を超えた創作プロセスを紹介するマスタークラスを開催。そしてもうひとつは、メディアアーティスト / 教授 / クリエイティブ・コーダーの田所淳がによるワークショップ。主に初心者を対象にライブコーディングの世界を実践的に紹介する。

MUTEK.MX 2 (21:00 GMT+9)

MUTEKメキシコからのプログラム2には、モジュラーシンセシスの可能性を探求するLe Fantom Onde、そしてIsaac Soto & Federico Torresの2組が登場。

Connect C0C (21:30 GMT+9)

イタリアのフェスティバルClub to Clubは2つのパフォーマンスを提供。エレクトロニックミュージシャンManaとコレオグラファーNicole Neidertのコラボレーションによる"Mania"と題するインスタレーションパフォーマンス、音楽家BienoiseとAllarme Rossoによるトリノ・カリニャーノ劇場で披露された"To Be Banned from Rome"のパフォーマンス。どちらもClub to Clubの2020年エディションで公開された収録映像。

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Friday, December 11

Nocturne 1 (18:30 GMT+9)

東京で開催されるリアルイベントの生配信。真鍋大度によるレクチャーパフォーマンス作品最新版の発表、Kafuka & Kezzardrixのオーディオビジュアルライヴ、Kyoka & Shohei Fujimotoによるレーザーを用いたオーディオビジュアルショー、シンガーMaika Loubtéによるエクスペリメンタルライブセット、そしてOpen Reel Ensembleの実験的パフォーマンスを公開予定。

Connect B39 / PRECTXE (19:30 GMT+9)

韓国のアートセンターB39とその関連フェスティバルPRECTXE Festivalとのコラボレーションプログラム。oOps.50656によるコンセプチュアルなオーディオビジュアルパフォーマンス、プロジェクトチームRSBAによる韓国人作曲家Isang Yunへのオマージュ作品、エレクトロニックミュージシャンWoochiのパフォーマンスを公開。

Connect MUTEK.ES (21:30 GMT+9)

MUTEKバルセロナは4組を企画。サウンドアーティストMurcofとビジュアルーティストSergi Palauによるコラボに、ブログレッシブなグレゴリアン・フォークを演奏するMarta TorrelllaとHelena RosによるデュオTarta Relena、最新アルバムからの作品を披露するラ・ガーリ身のバンドalago、"Pianorig Session"を披露するクラシックピアニスト / テクノプロデューサーのFrancesco Tristanoが登場。

MUTEK.MX 3 (22:00 GMT+9)

MUTEKメキシコからのプログラム3では、Nohbords & AAによる身体的表現をはじめ、Jiony & Sabmeによるダウンテンポ・サウンドの探求、Wasted Fates & Future Forwardによる再文脈化されたニューエイジのパフォーマンスを公開。

Saturday, December 12

Connect Insomnia & Ekko (18:00 GMT+9)

ノルウェーのフェスティバルInsomniaとEkkoとのコラボレーションプログラム。トロムソのInsomnia Festivalからは、北極教会で上演したElina Waage Mikalsen & Ingrid Kristensen Bjørnaaliのコラボライブと、ネルギッシュなコレクティブTacobitchのパフォーマンスを公開。ベルゲンEkko Festivalからは、シンバルを探究したSuper Heavy Metalのライブ、Lars Horntveth & BIT20 Ensembleによる現代オーケストラパフォーマンスSilencio & The Echo Bolero Stars"を公開。今年それぞれのフェスティバルでパフォーマンスされた貴重な収録映像で、そのプレミア公開となる。

Nocturne 2 (18:30 GMT+9)

東京で開催されるリアルイベントの生配信。Eiko Ishibashi & Jim O’Rourkeのレアなコラボレーションライブ、前衛ピアニストEiichi SawadoとペインターAkiko Nakayamaの初共演、machìnaによる新作ライブセット、AOKI takamasaとFumitake TamuraによるビートプロジェクトNeutralのレアなライブ、Uuri Urano & Manami Sakamotoのエクスペリメンタルアンビエントセットを公開。

MUTEK.MX 4 (22:00 GMT+9)

MUTEKメキシコからのプログラム4には、Pepe Mogtによる民俗学的サウンドジャーニーに加え、Edgar Mondragónが最新アルバム作品をErik Lópeと共にライブ上演する。

Connect MUTEK Montréal 2 (22:30 GMT+9)

MUTEKモントリオールの2つの目のプログラムには、アフリカンミュージックとエレクトロニックミュージックをたたえるアフロ・コレクティブMoonshineが登場。

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Sunday, December 13

MUTEK.JPハイブリッドエディションの最終日となる12月13日(日)は、3つのヴァーチャルステージからパフォーマンスをリプレイします。

Stage 1: Connect B39/PRECTXE + MUTEK.JP Replay (14:00 GMT+9)

まずStage 1にはアジアの秘宝が登場。まず韓国のアートスペースB39とその関連フェスティバルPRECTXEとのコラボレーションプログラムの一環として、oOps.50656、RSBA、Woochiがオーディオビジュアル・パフォーマンスを披露。その後は、東京で開催されたMUTEK.JPリアルイベントでの全パフォーマンス映像を再編して配信。眞鍋大度、Open Reel Ensemble、machìna、Kyoka & Shohei Fujimotoらの現場でのパフォーマンスをヴァーチャルでもお楽しみください。

Stage 2: Connect Insomnia & Ekko + MUTEK.MX Replay (14:00 GMT+9)

Stage 2はConnect Insomnia & Ekkoプログラムでスタート。Elina Waage Mikalsen & Ingrid Kristensen Bjørnaaliによるサウンドとスペースの音楽的探求、Lars Horntveth & BIT20 Ensembleによるパフォーマンス"Silencio & The Echo Bolero Stars"、そしてSuper Heavy Metalがライブを披露。このノルウェープログラムのリプレイの最後には、メキシコで熱狂的な支持を集めるエネルギッシュなコレクティブTacobitchが登場します。

MUTEK.MXのリプレイでは、オーディオビジュアルの魔術師Pepe Mogtが登場するほか、Le Fantom Ondeによるモジュラーシンセの探求、分野横断型のデュオCNDSD & Iván Abreuによる作品を上演。

Stage 3: Connect C0C + Connect MUTEK Network Replay (15:00 GMT+9)

Stage 3は、Mana & Nicole Neidertによる"Mania"、Bienoise x Allarme Rossoのライブが上演されるイタリアのClubToClubフェスティバルとのConnectプログラムのリプレイで幕を開けます。その後はMUTEKのグローバルネットワークにスポットライトを当て、Connect MUTEKからNelly-Eve Rajotte、Proto Proto!、Moonshineのパフォーマンスをリプレイ。MUTEK.ESからはFrancesco TristanoやMurcof & Sergi Palauなどが参加。MUTEKアルゼンチンからはQoa & Joaquina S.のパフォーマンス"Future Mythologies"。そして最後にMUTEKドバイからhm505 & VJ mentalny jeżが出演します。

Virtual Gallery & Listening Room

20以上に及ぶ最先端のデジタルアート作品を展示するインタラクティフギャラリーを用意しています。日本、メキシコ、世界各地からの参加アーティストは以下:

Akiko Yamashita JP — Where does water come from? / Alba G. Corral ES — By the Sea & Continuum / Alex Czetwertynski US — Vesica Pisces / Andy Martin MX — Moon / Elizabeth Ros RU — Ambrosian Flower / Florence To UK — ALUCIIN / Jorge Suaret MX — Digital painting / Kaoru Tanaka & Ikuko Morozumi JP — Tautology / Lucas Gutierrez & Robert Lippok AR/DE — Drawing From Memory / Marianela Fuentes MX — Tau / Omodaka JP — Synthetic Nature / Sabrina Ratté CA/QC — Aliquid / Taras Mashtalir RU — Mercury / Transgresorcorruptor & Ken-ichi Kawamura MX/JP — Sombra / Takuma Nakata JP — Slumbers Valley / THINK AND SENSE & Intercity-Express JP — Stillness / VAA MX — ETZNAB / Xochipeople RU/MX — Xochipilli 2.2

リスニングルームでは、フェスティバルのライブ録音をノンストップで公開しています。各セットは、MUTEKネットワークのSoundcloudのアーカイブから厳選されたものです。それらのレコーディングは、境界線を超えた過去10年間のエレクトロニックミュージックの変化の歴史を反映しています。

ヴァーチャルギャラリーとリスニングルームは12月9日から13日にプラットフォーム上で常時公開。12月16日から2021年1月1日のアーカイブ公開期間中も継続して展示されます。

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