Hatis Noit & Yuma Kishi
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Hatis Noitは、北海道知床出身、ロンドン在住の日本人ヴォーカリスト。雅楽、オペラ、ブルガリア語、グレゴリオ聖歌、アバンギャルド、ポップスなど、あらゆるジャンルのヴォーカルからインスピレーションを受け、独学で創り上げたという彼女の歌声は、驚くほどの完成度を誇る。16歳のときネパールの寺院で、人の声は、人間や自然、宇宙の本質と私たちを結びつける原始的で本能的な楽器であると認識し、歌うことが自分の天職であると気づく。彼女にとって音楽は同じ冥界を表し、過去、記憶、潜在意識へ私たちを動かし、向こう側へ運んでくれる力を持つ。
2017年に福島の避難区域解除時に行われた追悼式に参加した後、Hatis NoitはビジュアルアーティストNobumichi Asaiとのコラボレーションプロジェクト「Inori」をMUTEK.JPでライブ初披露した。2018年、最初のEP「Illogical Dance」をErased Tapesからリリース。Matmosをフィーチャーし、西洋クラシック、日本のフォーク、自然独自のアンビエンスな雰囲気を同時に脱構築・再結合するヴォーカル解釈でユニークな歌世界を世に届けた。
以降、ミラノファッションウィーク2018、David Lynch主催のManchester International Festival、ロンドン・コンテンポラリー・オーケストラとの公演をはじめ、ヨーロッパ各地でソロライブを行い、様々なフェスティバルに出演している。The BugことKevin Richard Martin、NYX Electronic Drone Choir、Vincent Moonとコラボレーションした他、Masayoshi FujitaやLubomyr Melnykのレコーディングに参加する。
Erased Tapesのコンピレーション「Music for kō」への楽曲提供に続き、2022年6月に初のフルアルバム『Aura』をリリース。同作は多くの批評家たちから絶賛された。
岸裕真は、人工知能(AI)を用いてデータドリブンなデジタル作品や彫刻を制作し、高い評価を得ている日本の現代美術家。彼の作品は、Nikeなどの有名ブランドやVogueなどの出版物で紹介され、日本国内で広く展示されている。西洋とアジアの美術史の規範からモチーフやシンボルを借用し、美学の歴史に対する我々の認識を歪めるような絵画を制作している。AI技術を駆使した彼の作品は、見る者の自己意識の一瞬のズレを呼び起こし、「今とここ」の間にあるリミナルな空間を作り出す。
レーベル
Erased Tapes