France Jobin & Markus Heckmann
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France Jobinのオーディオ芸術は、「音響彫刻」と呼ばれ、複雑な音環境をミニマリスト的なアプローチで捉えている点が独特だ。1990年代の半ば以降、Jobinはアナログとデジタルが交わる領域にて、極めて周密な作品を制作してきた。Jobinのインスタレーションは、様々な地域の建築様式を着想の原点として、音楽的要素とビジュアル要素を並列的に組み合わせたものとなっている。Jobinは、様々な有名レーベルから数々のソロアルバムを発表しており、コンサートおよびインスタレーションは世界中のいくつかの都市で展開されてきた。
Markus Heckmannは、1977年にIlmenau UniversityおよびBauhaus University Weimarにてメディア技術を学んだ。2006年には、トロントに拠点を置きTouchDesignerを手がけているDerivativeの技術責任者に就任した。Heckmannの個人制作作品は、どれも一貫して、コンピューターによるジェネラティブアートの美学的側面を光が持つほとんど物質を思わせるような側面と組み合わせる事をテーマとする傾向がある。Heckmannは、Carsten Nicolaiなどのアーティスト向けにビジュアル要素およびインスタレーションを制作したり、WHITEvoidのKineticLightsの制御用アプリケーションを開発してきた。また、時折Wüstenarchitektenというニックネームで、テクノイベントでの刺激的なビジュアル演出も担当している。