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Tokyo, 10月 15, 2020
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SUPER DOMMUNEで「NAQUYO―平安京の幻視宇宙―」開催

Mutek jp news 201015 naquyo 01

KYOTO STEAMとMUTEK.JPのコラボレーションによる、最新技術と京都の地で培われた文化研究を融合させ1200年前の平安京の音風景を創造するプロジェクト「NAQUYO-平安京の幻視宇宙-」の始動を先日発表しましたが、その第一弾となる、2020年10月22日(木)SUPER DOMMUNEでのトーク&ライブイベントの全出演者が決まりました。

番組前半のトークには、MUTEKにも過去出演しているサウンドアーティストのKazuya Nagayaに、サウンドスケープ音楽研究の第一人者である中川真、そしてSUPER DOMMUNE主宰の宇川直宏を迎え、KYOTO STEAMのチーフディレクターを務める谷崎テトラ、アートコーディネーターの上村絵梨子、そしてMUTEK JPから代表の岩波秀一郎とクリエイティブディレクターの竹川潤一が登壇し、NAQUYOプロジェクトについて、「平安京の幻視宇宙」とは何かについて語ります。

そして後半のライブでは、トークへの出演に引き続きKazuya Nagayaが “人の奥深くに眠る本質に伝え響くサウンド” を奏でるほか、今年のMUTEKモントリオールに出演した京都拠点のオーディオビジュアルアーティストJunichi Akagawa、そして東京拠点の韓国人エレクトロニック・ミュージシャンmachìnaの計3組がライブパフォーマンスを披露します。

詳細は以下のとおり。

NAQUYO #1 オンラインTALK&LIVE 「平安京の幻視宇宙」

日時:2020年10月22日(木)19:00~23:00

会場:ライブストリーミングサイト&スタジオ SUPER DOMMUNE (スタジオ閲覧あり)

19:00~21:00 トーク 「平安京の幻視宇宙とは何か?」
長屋和哉(サウンドアーティスト)
中川真(音楽学者/大阪市大都市研究プラザ特任教授)
宇川直宏(SUPER DOMMUNE主宰)
竹川潤一(MUTEK.JPクリエイティブディレクター)
岩波秀一郎(MUTEK.JP代表)
谷崎テトラ(放送作家/KYOTO STEAM -世界文化交流祭- 実行委員会チーフディレクター)
上村絵梨子(KYOTO STEAM -世界文化交流祭-実行委員会アートコーディネーター)

21:00~23:00 ライブ「平安京の幻視宇宙」
Kazuya Nagaya
Junichi Akagawa
machìna

長屋 和哉

これまでに12枚のアンビエントアルバムをリリース(2020年現在)。
初期の3枚「うつほ」「千の熊野」「魂は空に 魄は地に」は修験の聖地・吉野を拠点に制作された吉野3部作で、極限まで音を削り込んだ静寂の余韻を特徴としている。ストイックで凛と張りつめた気配が漂うアルバム群。その後、八ヶ岳に拠点を移し、「シークレットライム」「すべての美しい闇のために」「イリュミナシオン/冥王星」「サレントガーデン」「光の響き」「Microscope of Heraclitus」をリリース。日本、スペイン、ドイツ、イタリアのレーベルより多数のアルバムやEPをリリースする。
MUTEK JP、MUTEKモントリール、MUTEKメキシコ、TodaysArt、Gamma Festivalなどの国内公演、ヨーロッパを中心とした海外公演に多数参加。その他、パリコレでファッションデザイナーIris Van Herpenと共演。白百合女子大学でサウンドスケープを教える。

中川 真

アジアの民族音楽、サウンドスケープ、アーツマネジメントを研究するかたわら、「現代アートの森」芸術監督(2000-2008)、楽舞劇『桃太郎』芸術監督(2001-2008)、船場アートカフェディレクター(2004-2013)を歴任。著書『平安京 音の宇宙』でサントリー学芸賞、京都音楽賞、小泉文夫音楽賞、現代音楽の活動で京都府文化賞、アーツマネジメントの成果で日本都市計画家協会賞特別賞、ゆめづくりまちづくり賞(共同)を受賞。他に『サウンドアートのトポス』『アートの力』、小説『サワサワ』などの著作がある。ガムラン演奏家としても国内外で活動し、インドネシア政府外務省文化交流表彰(2007)、総領事表彰(2017)を受ける。近年は社会包摂型アートの実践に注力。大阪市立大学都市研究プラザ特任教授、インドネシア芸術大学、チュラロンコン大学(タイ)客員教授。

谷崎 テトラ

環境・平和・アートをテーマにしたメディアの企画構成・プロデュースを行う。価値観の転換(パラダイムシフト)や、持続可能社会の実現(ワールドシフト)の発信者&アーティストとしての活動は多岐に渡る。アースデイ東京などの環境アクションの立ち上げや、国連地球サミット(RIO+20)など国際会議のNGO参加、SDGs、ピースデー(国際平和デー)などへの社会提言・メディア発信に関わるなど、持続可能な社会システムに関して深い知見と実践の経験を持つ。世界のコミュニティを取材し、共同体デザイン、アート教育の事例研究、カルチュアルクリエイティブス(文化創造者)や先住民から学ぶディープエコロジーの思想により、未来のデザインのための智恵を伝え、地域や現場に生かす仕事をしている。YouTube「テトラノオト」で持続可能性や創造性についての動画ブログを毎日更新している。

Junichi Akagawa

オーディオビジュアルアーティスト・Ableton認定トレーナー。2010年から2013年までベルリンを拠点に活動し、現在は京都在住。Ableton Liveとmax for live、またopenFrameworksやtouchdesigner等を用い舞台作品のリアルタイム演出やインタラクティブな体験システムの設計から実装を行う。これまで日本、ドイツ、オランダ、イスラエル、中国など国内外で公演を行い、身体、映像、音を基調としたダンス作品”Figure”では横浜ダンスコレクションEX2014にてイスラエル テルアビブ-ヤフォ・横浜文化交流賞を受賞。2019年には文化庁メディア芸術祭とMUTEK.JPのコラボレーションイベントに出演。2017年にHz-recordsよりフルアルバム“Consistency Test”、2018年にはShrine.jpより“Dice from the Window”をリリース。

machìna

マキーナは韓国出身で東京を拠点に活動しているエレクトロニック・ミュージシャン。エレクトロニック・サウンドをベースとし、モジュラー・シンセサイザーや、アナログ・シンセサイザーを駆使し音楽を構築。その上にジャズのバックグラウンドで培われたボーカルをのせるといったスタイルを展開する。太く光り輝くサウンドの質感は、聴く者の体に呼応しダンスさせ、リリックを通して心と魂に響く。オーディエンスを巻き込み一緒にエネルギーのハーモニーを作り出すライブは日本問わず世界中のコアな音楽ファンから高い評価を得ている。

KYOTO STEAM official site:「NAQUYO-平安京の幻視宇宙-」

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